テレビCMの原価|視聴率が下がる反面CM料は高いまま

ドラマを見ても各局視聴率は下がっています。

お化けアニメ「サザエさん」ですら視聴率が1桁と言うことも珍しくなくなっています。

視聴率が低いと言うことは単に数字が悪いと言うことではなく、人がテレビを見なくなったと言うことでもあります。

テレビCMの広告料は高いまま。

これはどういうことでしょうか?

調べてみました。

スポンサーリンク





広告業界の1/3を占めるテレビCM

あなたが会社の社長だとしたら、自社の商品をどうやって宣伝しますか?

どんなにいい商品も知られないと買われない。

現在の広告業界はこのようになっています。

広告費の内訳

1/3がテレビCMです。

ちなみに、1位の「プロモーションメディア」とは、屋外広告、交通広告、折り込みチラシ、ダイレクトメール、フリーペーパー、POP、電話帳広告、展示広告などのことを言います。

ここを明確に分けることができないため、また副業して使われることがあるため、1つになっています。

 

そう考えると、単体の媒体で最も強いのがテレビCMです。

テレビCM

 

テレビCMは2種類の費用からなっている

テレビCMは「製作費」「放映料」の2種類からなっています。

「製作費」は制作会社が実際にCMを作るので、スタジオや機材、タレントの起用料など原価がかかっていますが、「放映料」は自社の媒体(テレビ)に流すだけなので基本的に原価ゼロ!

 

製作費と放映料、それぞれどれくらいのお金が必要で、どれくらいのお金が動いているのか!?

以下は番組制作費の流れを表しています。

CMも各社の取り分は同じくらいです。

広告費の原価

 

広告費はピーク時から1兆円減少

「製作費」と「放映料」で「広告費」です。

この広告費は、2007年に7兆円程度行きピークでした。

その後、1兆円以上減少し、2015年の日本の総広告費は前年比0.3%増の6兆1710億円と6兆円を割り込むのは目の前です。

 

増えているのはインターネットメディアと衛星メディア。

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌広告の広告費がこれらに回されています。

これだけ視聴率が下がり、ダメだダメだと言われているのに、CM放映料は変わりません。

 

広告費の流れ

広告費は広告を出したい企業が払います。

ゴールデンタイムに15秒のCM放映で200万円です。

視聴率が最も悪い時間帯でも40万円もします。

全国放送の場合は、1回あたり800万円で、1回と言う単位では依頼できません。

1クール(3か月)頼むとすぐに1億円程度は行く計算です。

 

起業が広告を大手広告代理店に依頼した時点で、広告代理店は手数料15%を取ります。

広告費が1億円だとしたら、広告代理店の手数料は1500万円です。

 

残りの8500万円が、キーテレビ局に渡され、53%の放映料5300万円と、23%のスタジオ経費になります。

ここには、タレントのギャランティーなどが入っています。

看板タレントの場合、2300万円の10%前後持って行くこともある。

 

残りの900万円が番組制作会社にわたります。

ここでCM用のVTRを制作します。

CM制作スタジオ

 

現在の広告費はいつまで維持できるか

視聴率が20%の番組で広告費が1億円だとしたら、人口1億人に対して20%の2000万人に向けた広告で1億円と言えます。

1人当たり5円。

ところが、最近では10%を超えたら喜んでいるくらいなので、単純計算で効果は1/2。

広告費も半分になってよさそうですが、広告費はほとんど変わりません。

「高い」と思えば、大企業は広告料を出さなければいいわけなのですが、そうなると次のような企業、団体がテレビCMのチャンスを狙っています。

 

  • 宗教法人
  • 美容整形外科
  • パチンコ
  • 消費者金融
  • 弁護士

 

CMの料金は下げなくてもお客さんはまだまだいるので、現在の価格はしばらくキープされるのです。

スポンサーリンク





コメントを残す