メーカー希望小売価格とオープン価格の裏側

お店で買い物をするとき、メーカー希望小売価格の〇割引とか書かれているのを見たことがないでしょうか?

実はあれ、法律を巧みにすり抜ける裏側があったのです。

 

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定価のある商品と定価がない商品

世の中には、「定価のある商品」「定価がない商品」があります。

実は、「法律で定価を付けることが許された商品」「定価をつけることが禁止されている商品」があります。

カップ麺の定価と販売価格

 

定価をつけることが許された商品

定価をつけることが許された商品は、以下のようなものがあります。

 

  • CD
  • 雑誌

 

逆に言うと、上記以外は定価を付けたら違法だと言うことです。

たとえAppleでも、iPhoneの販売価格を付けることはできないのです。

スマホの原価と販売価格

 

世の中の風習(メーカー希望小売価格)

世の中の風習的に、メーカーは小売店に対して、「メーカー希望小売価格」を設定しています。

これは本当は文字お通り、単なる「希望」です。

実際にいくらで販売するのかは、小売店が決めるのです。

 

目的としては、違法に定価を定めることなく、小売店が価格設定の時に想定外に低い価格を設定させず、小売店の裁量も考慮した苦肉の策なのです。

冷凍食品の原価と販売価格

 

オープン価格

「メーカー希望小売価格」と似ているもので「オープン価格」と言うのがあります。

メーカー希望小売価格に対して、オープン価格とは小売店が自由に決められる価格設定です。

 

家電品量販店などが割引合戦をするので、元々メーカーがオープン価格とすることになったのです。

設定する意味がなくなったという意味合いもあります。

 

メーカー希望小売価格とオープン価格の使い分け

既にある程度世の中の流通価格が決まっている商品と言うのがあります。

例えば、テレビやスマホなど誰が見てもこれくらい、と言う価格が決まっているもの。

 

例えば、スマホが5万円と聞いても、「ああ、そうか」と思うでしょう。

ただ、300円だと聞くと安すぎると思うはずです。

 

ところが、これまでに存在しなかった新しい商品があったとします。

これにはメーカー希望小売価格が付けられることが多いです。

 

例えば、iQOSとgloとploomTECHを1つで掃除できる器具があったとします。

この世に存在しないものなので、100円で売っていいものか、1000円で売っていいものか、1万円が良いのか、小売店も困るのです。

そんな時は、メーカーが予め「メーカー希望小売価格」を設定しておくことで850円を目安に安めに800円で売るのか、ちょっと高めに900円で売るのか、と考えることができるのです。

新しい商品の価格設定

 

ちなみに、CDなど定価が決まっているものは結構すごいです。

 

小売価格のメリットとデメリット

定価、メーカー希望小売価格、オープン価格のメリットとデメリットをお知らせします。

 

定価
 定価が付けられる商品  本、CD、雑誌、たばこ、など
 メリット  価格競争防止

中小の小売店を保護

 デメリット  小売店で値引きができない

消費者は安く商品を買うことができない

 

メーカー希望小売価格
 メーカー希望小売価格が付けられる商品  一般流通品すべて
  メリット   小売店の裁量で値引きが自由に設定できる

いくらくらい値引きされたか分かりやすい

  デメリット  「半額」とか「3割引き」とか安売りが進むとブランドイメージが低下する

「〇割引き」と言われると安く買った気になるが、実際は元々その価格で売る予定だった可能性もある

オープン価格
  オープン価格が付けられている商品   一般流通商品すべて
  メリット   元々の各設定がないので、ブランドイメージの低下が少ない

ニーズの高い商品ならば価格を高く設定することもできる

  デメリット  「卸価格の5掛け」と言うような価格の打ち合わせができない

店頭に行かないと実売価格が分からない

各店バラバラになるのでどこで買うか迷う

 

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