【コンビニの裏側】万引き少女にガチギレの店主の理由
万引きは犯罪で悪いことです。
筆者はついこの間、コンビニで万引き少女と店主がモメているのを見てしまいました。
その店主の怒りは、どれほどのものなのか、その理由についてもシェアしたいと思います。
万引きによるコンビニの損失とは
コンビニの商品の粗利25%程度です。
そして、万引き少女が盗んだものを(筆者は見てませんが)コスメだったとします。
コンビニコスメは700円~900円くらい。
コンビニとしては高額商品です。
利益は1個当たり175円~225円という事になります。
儲かっているようで、そんなに大きな利益とは言えないですね。
そこが問題とも言えます。
単純に損して、取り返すのが大変
万引きされたら原価もクソもないのです。
コンビニで、700円~900円利益が出るようになるためには、いくらのものをいくつ売らないといけないのか・・・
コンビニで一番売れる商品の一つ「おにぎり」を考えても、100円のおにぎりに対して、原価は70円前後。
利益率30%程度なのです。
おにぎり23個~30個くらい売らないと損分を取り返せないのです。
そして、その20個も30個もおにぎりを売った、原価と労働と全てが何もないという事になるのです。
そりゃあ、頭にくるし、怒りもするでしょう。
売れたことにしてしまうととんでもないことになる
コンビニのオーナーによっては、万引きされた商品を売れたことにしてしまう人がいます。
そしたら、ロイヤリティがかかってさらに大変なことになります。
ロイヤリティとは、加盟料のこと。
利益からロイヤリティが引かれます。
ロイヤリティは、利益の大体50%。
つまり、先ほどのコンビニコスメは700円~900円くらいの利益が25%くらいなので、その半分、12.5%はロイヤリティとして本部に取られてしまうのです。
金額にして、利益は88円~113円。
元々、売れたわけではないので、単にロイヤリティ分損失が増えるのです。
つまり、おにぎりで言うと、さらに3個~4個売らないといけなくなる。
内引きと言う内部犯行もある
「万引き」って、何もお客さんだけがするとは限らないのです。
アルバイトやパートが、裏で商品を勝手に持って帰ってしまうことだってあるのです。
これを内引き(うちびき、ないびき)と言います。
お客さんの万引きは、防犯カメラに写っていることも多いですし、そもそも動きや視線がおかしいので、犯人の特定ができることがあります。
一方で、内引きは、店員側の人の犯行なので、発覚するのが難しいです。
店舗には死角なく防犯カメラがセットしてありますが、バックヤードなどは死角がたくさんあります。
しかも、日常的に商品を手にしている店員が盗むのです。
お店に出す必要すらなく、誰の目にも触れずに盗むことができるのです。
これらは、棚卸の時に発覚します。
まとめ
まとめると、商品が1つ万引きされると、それを取り返すためには、20個も30個も商品を売らないと取り返せないことがあるのです。
それだけの商品を売るとなると、商品の原価、売る手間、バイトの給料、色々とロスするものがあります。
※画像の人物と今回の万引き少女は無関係です。
その商品だけで終わらないのです。
そう考えたら、店主は遊び気分で万引きした少女が許せなかったのでしょう。
本当にガチギレだったのですが、それを見ていた他のお客さんの反応も含めると、それが正しかったのかどうか…
ここは数字になかなか表せないものがあります。
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