動物病院の原価|儲かる動物病院は○○で利益を出していた
人間の歯医者などは年収300万円と言うこともある現代で、動物病院の財布事情はどうなっているのでしょうか?
動物病院の原価を知ると本当の動物病院が見えてきます。
人間の病院と動物病院の違い
人間の病院と動物の病院の一番の違いは、健康保険があるか、ないかではないでしょうか。
人間は健康保険があるので、医療費の3割負担が一般的です。
ところが、ペットに国の保険はありません。
ペットの治療費は全額負担です。
動物病院の収益を見ると、治療費は全体の20%程度。
残りの80%ほどは薬代から構成されています。
動物病院で儲けるためには、たくさんの薬を出すことと言えます。
治療費に決まった価格がない
人間の医療費でも医者によって差があるのに、ペットなど動物の方がそれ以上に整備されているはずがありません。
病院によって治療費が異なります。
小型犬の1日の入院料は平均で言えば2700円ほど。
骨折の治療の平均は3万9000円程度。
ところが、入院料が1万円(平均の3.7倍以上)を超えるところもあります。
骨折の治療費が10万円以上(平均の2.6倍以上)のところもあるのです。
治療費の例
A病院 | B病院 | 全国平均 | |
不妊手術 | 5000円 | 5万円 | 1万5000円~2万円 |
骨折 | 4万円 | 10万円 | 3万9290円 |
入院費(1日) | 2700円 | 1万円 | 2706円 |
この差は何なのか?
治療の難易度と、必要な治療費の医療技術のレベルはあるものの、基本的に導入した医療機器、薬の原価によるところが大きいのです。
今回の治療に使っていなかったとしても、病院に導入された医療機器の減価償却分をペットの飼い主が負担する形になります。
そして、仕入れた薬の原価によって治療費が決まっています。
動物病院と飼い主のトラブル
動物病院が扱うのは「命」です。
毎回必ず完璧な治療ができて、必ず命を救えるかと言えば、そんなことはできるはずがありません。
飼い主にとっては、家族の一員であるペット。
治療の結果に不満があり、トラブルになることがある。
動物の飼い主と言っても医療の知識があるわけではない。
過剰な治療や、過剰な処方、投薬があっても飼い主にはわからない。
また、そもそも適正価格はありません。
思ったよりも高額になった治療費も飼い主とのトラブルのもととなっています。
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