売り上げの中に利益がある|儲けのカラクリを知っておこう
いまさら聞けない「売上」と「利益」の関係。
その関係を知ることで、利益を増やすことができるのです。
売り上げは3つの要素からなる
「売上」は3つの要素からなっています。
その3つを理解しておけば、それぞれどうすれば儲けられるか理解ができます。
売上の構成
原価 | 経費
(販売管理費) |
利益
(付加価値) |
原価
製品を製造するために必要なコスト。
ここを押さえることができれば利益が増える。
経費
製品を作るために必要な人件費、運送費、包装費等のことを言う。
これを少なくすることができれば利益が増える。
利益
製品として完成したときに生まれる価値。
価値が高い製品ほど利益が高い。
儲けるための方法は2種類
儲けるための方法は2種類あります。
1つは、原価や経費をおさえる方法。
会社などで、「経費を節約しろ!」と言われるのは、利益を増やすためです。
もう1つの方法は、付加価値を高める方法。
営業のトーク力をあげることなどが、これに当たります。
利益(付加価値) = 売上 - 原価 - 経費
原価とは主に材料です。
料理で言えば、肉や野菜です。
それに経費をかけることで人の手が入ります。
肉や野菜を使って料理に仕上げます。
料理となることで、肉や野菜と言った素材の時よりも高く売ることができるのです。
こうして「商品の価値」を上げることを「付加価値」と言います。
同じ料理をするとしても、どこにでもある料理に仕上げるのと、世界で自分しか作れない料理に仕上げるのでは料理の値段が変わります。
この値段をより高くするように作ることを「付加価値を高める」と言います。
業種
業種によってやっていることが微妙に違い、利益の出し方も異なります。
製造業
原材料を仕入れて、製品を製造することで付加価値を付けます。
それを販売することで利益を得ます。
小売業
小売業は安く製品を仕入れて、より高い値段で売ることで利益を上げます。
売った時の値段と買ったときの値段の差が利益となります。
粗利益とは
売上から原価(売上原価)を引いた物を総利益(粗利益)と呼びます。
原価とは製品を仕入れるのにかかる費用ですが、これも2種類あると言えます。
- 仕入れ原価
- 製造原価
仕入れ原価とは
仕入れに使った費用全部を仕入れ原価と言います。
例えば、まんじゅうを作るのに1こ50円かかるとします。
10個作るとしたら、仕入れ原価は、50円×10個分=500円となります。
製造原価とは
販売した量に対応した仕入れ原価のことです。
例えば、上の例でいうと、まんじゅうが8個だけ売れたとします。
1個当たりの仕入れ原価は50円なので、8個売れたら、50円×8個分=400円が製造原価となります。
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