【コンビニの裏側】万引き少女にガチギレの店主の理由

2019年7月14日

万引きは犯罪で悪いことです。

筆者はついこの間、コンビニで万引き少女と店主がモメているのを見てしまいました。

その店主の怒りは、どれほどのものなのか、その理由についてもシェアしたいと思います。

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万引きによるコンビニの損失とは

コンビニの商品の粗利25%程度です。

 

そして、万引き少女が盗んだものを(筆者は見てませんが)コスメだったとします。

コンビニコスメは700円~900円くらい。

コンビニとしては高額商品です。

利益は1個当たり175円~225円という事になります。

コンビニコスメの原価

儲かっているようで、そんなに大きな利益とは言えないですね。

そこが問題とも言えます。

 

単純に損して、取り返すのが大変

万引きされたら原価もクソもないのです。

コンビニで、700円~900円利益が出るようになるためには、いくらのものをいくつ売らないといけないのか・・・

コンビニで一番売れる商品の一つ「おにぎり」を考えても、100円のおにぎりに対して、原価は70円前後。

利益率30%程度なのです。

おにぎり23個~30個くらい売らないと損分を取り返せないのです。

 

そして、その20個も30個もおにぎりを売った、原価と労働と全てが何もないという事になるのです。

そりゃあ、頭にくるし、怒りもするでしょう。

 

売れたことにしてしまうととんでもないことになる

コンビニのオーナーによっては、万引きされた商品を売れたことにしてしまう人がいます。

そしたら、ロイヤリティがかかってさらに大変なことになります。

コンビニの粗利

ロイヤリティとは、加盟料のこと。

利益からロイヤリティが引かれます。

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ロイヤリティは、利益の大体50%。

 

つまり、先ほどのコンビニコスメは700円~900円くらいの利益が25%くらいなので、その半分、12.5%はロイヤリティとして本部に取られてしまうのです。

金額にして、利益は88円~113円。

元々、売れたわけではないので、単にロイヤリティ分損失が増えるのです。

つまり、おにぎりで言うと、さらに3個~4個売らないといけなくなる。

 

内引きと言う内部犯行もある

「万引き」って、何もお客さんだけがするとは限らないのです。

アルバイトやパートが、裏で商品を勝手に持って帰ってしまうことだってあるのです。

これを内引き(うちびき、ないびき)と言います。

 

お客さんの万引きは、防犯カメラに写っていることも多いですし、そもそも動きや視線がおかしいので、犯人の特定ができることがあります。

 

一方で、内引きは、店員側の人の犯行なので、発覚するのが難しいです。

店舗には死角なく防犯カメラがセットしてありますが、バックヤードなどは死角がたくさんあります。

しかも、日常的に商品を手にしている店員が盗むのです。

お店に出す必要すらなく、誰の目にも触れずに盗むことができるのです。

 

これらは、棚卸の時に発覚します。

 

まとめ

まとめると、商品が1つ万引きされると、それを取り返すためには、20個も30個も商品を売らないと取り返せないことがあるのです。

それだけの商品を売るとなると、商品の原価、売る手間、バイトの給料、色々とロスするものがあります。

コンビニの万引き少女

※画像の人物と今回の万引き少女は無関係です。

 

その商品だけで終わらないのです。

そう考えたら、店主は遊び気分で万引きした少女が許せなかったのでしょう。

本当にガチギレだったのですが、それを見ていた他のお客さんの反応も含めると、それが正しかったのかどうか…

ここは数字になかなか表せないものがあります。

 

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