【スマホケースの原価】原価を知ったらスマホケースが今までのお店では買えなくなる

iPhone、スマホを買うと、必ずと言っていいほどスマホケースを買います。

スマホを買い換えたら、ケースもまた買い換えます。

意外とニーズがある商品なのです。

ところが、原価を知ったら、今までのお店では買えなくなってしまいます。

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スマホケースの裏事情

スマホケースは、もうほとんど日本では開発していません。

「生産工場が中国」と思っている方も、まだまだ多いのですが、設計や企画なども既に日本では行っていないのが当たり前です。

スマホケースの原価

中国では、当たる/当たらない関係なく毎月ものすごい量のスマホケースが企画、設計、量産、とされています。

儲かるかどうかわからない物を、量産すると言う発想は既に日本ではできないものとなっています。

 

現在の日本の通販サイトのほとんどは、中国サイトを見て気に入ったものを買い(仕入れ)、販売サイトを作って、売る(小売り)すると言う流れです。

企画も設計も試作も一切行いません。

 

スマホケースの商品一例

日本でのスマホケースの一例をお知らせします。

スマホケースの売値

実際に売られている商品です。

※リンク切れの場合は販売終了です。

 

ここでは、このケース1,398円で売られています。

ポイントバックがあるので、実質1,236円と言うことにしましょう。

 

中国での仕入れサイトの例(個人向け)

中国にある某サイトでは、日本に向けた商品を一覧で見れるようにしています。

それだと、このような販売価格(仕入れ)が設定されています。

スマホケースの原価

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542円

送料が、327円となっているので、869円となっています。

 

つまり、869円で仕入れて、1,236円で売れれば利益は、367円となります。

869円/1,236円なので、原価率は70%です。

これでは、いくつ売っても儲けはほとんどありません。

まあ、損はない程度。

 

中国での仕入れサイトの例(業者向け)

ところが、上のサイトでは「1個から個人で買える」のです。

業者向けの別の中国サイトを見ると、以下のようになっています。

スマホケースの原価

50個買うと、1個当たり$3.4(=約357円)500個買うと、1個当たり$2.2(=約231円)で手に入ると言うことです。

231円/1,236円なので、原価率は約19%となるのです。

 

もちろん、商品は全く同じものです。

日本の販売会社は、500個と言う大量仕入れをして、在庫のリスクを負います。

実際は、このような好き/嫌いが出そうな商品の場合、楽天市場、Amazonなどで販売しても200個~300個程度しか売れません。

そこで、200個くらい売れたと言う想定で利益計算をします。

1個当たりの原価は、$5.5(=約578円)くらいになります。

 

上記の原価率19%は、商品の仕入れ代金だけです。

商品の中国から日本への送料も別に必要です。

ここでは、5万円として、200個で割れば、1個当たり250円。

 

1個当たりの原価は、578円+250円=828円

 

商品が売れた時の送料も、ほとんどのお店がお店の方で負担しています。

メール便で500g以下だと、送料は310円。

包装代は、1個当たり20円。

合計で、1158円。

原価率は94%。

粗利益は6%となります。

 

しかし、201個目からは原価が0になるので、売れれば売れるほど儲けが加速していきます。

 

まとめ

1200円くらいのスマホのケースを買うとしたら、原価は1100円くらい。

業者としては、200個くらい売れてもほとんど利益はありません。

だらだらと売れることで、だらだらと利益を上げていく方法を取っています。

 

我々消費者としては、中国の仕入れサイト(個人用)から買えば、業者の中間マージンをカットできるので、安く買うことができます。

最近では、商品が届かない時の保証などが付いているので、商品を送ってこない業者はまずいません。

ただ、不良品があった時は、業者まで不良品を送り返す必要があります。

安く買える分、返送の送料の方が高いことが多く、もう1個買うことになります。

 

賢く買い物しましょう。

 

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