エアコンの暖房代|これを知らないと無駄な電気代を使ってしまう

2019年6月29日

夏でも冬でも便利に活躍する「エアコン」

ただし、冬に限っては知っておけないといけないことがあります。

これを知らないと無駄に電気代を使ってしまいます。

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エアコンはこの10年で大きく進化し、その進化は続いています。

電気代もずいぶん安くなってきたんです。

ところが、それは冷房だけです。

暖房は構造的に変えられないことがあるのです。

 

エアコンの簡単な構造

エアコンが他の暖房機器と大きく違うのは、「熱交換」をしていると言うことです。

エンジンと似ている構造の「コンプレッサー」を室外機に持っています。

 

エアコンの電気代

 

簡単に言うと、室内が冷房になるときと、室外機が冷房になるときがあるのです。

室内が冷房になって冷たくなる時、室外機が暖房になっています。

これは夏の時です。

逆に、室外機が冷房になっているとき、室内機が暖房になっています。

こちらが冬用です。

 

室内を暖めるために暖房にすると、冷たい熱を外に捨てています。

ところが、室外が10度以下になると外の方が冷たいので冷たい熱を捨てられなくなってしまうのです。

少し専門的に言うと、熱交換できなくなります。

 

この時、エアコンは室内機の中のヒーターを使って室内を暖めます。

単なる電気ヒーターになってしまうのです。

大きなドライヤーをイメージしてもらったらいいでしょう。

エアコンの電気代

電気ヒーターは温まらない上に電気代が高いです。

⇒ 電気ヒーターの電気代|期待ほど温まらないけれど電気代は高い

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北海道や東北の方はこのことを経験として知っているので、冬はエアコンをほとんど使いません。

 

エアコン電気代の計算

エアコンを使っているときの電気代の計算の例です。

エアコンの定格電力

2009年製のエアコンを見てみると、定格電流が 520W です。

ここを見ます。

エアコンの定格電流

こちらに入力して、ボタンを押すと1時間当たりの電気代が算出できます。

⇒ エアコンの電気代計算

 

520Wだと、1時間当たりの電気代は、11.7676円です。

8時間使うとしたら、 11.7676円 × 8時間 = 94.14円 となります。

 

あれ?意外と安い?

1か月分を計算したら、 ×30日 なので、 2824.22円 となります。

 

ところが、外の温度が低いときはここを見ます。

エアコンの暖房の電気代

 

1.050kw って書いてありますが、同じw(ワット)に変換したら、 1050W です。

 

520W ⇒ 1050W ですよ!

ざっくり2倍。電気代も2倍!

 

ちなみに、同様に1050Wで1日の電気代を計算したら、190.09円 です。

⇒ エアコンの電気代計算

1か月で、5,702.76円!!

ずいぶん高い印象です。

 

実際は、稼働率が50%~60%と思われますので、5702.76円×50%=2851.38円。

まあまあに思えるかもしれませんが、エアコンだけでです。

いつもの電気代よりも、約3000円/台 高くなる計算です。

エアコン意外に曲者です。

 

まとめ

外の温度が概ね10度以下の場合、エアコンの暖房はほとんど効きません。

それでも暖かいのは、内蔵した電気ヒーターで温めているのです。

つまり、この時電気代をすごく使っている割に、あまり温まらないと言うことになります。

 

この時はエアコンを切って、ガスファンヒーターや石油ファンヒーター、石油ストーブなどを使うと温まります。

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