ハンバーガーの原価|サイドメニューが売れないとお店がつぶれちゃう
安くランチを済まそうと思ったらファストフード。
ファストフードの代表格、ハンバーガー。
原価を見ると、サイドメニューが売れないとお店はつぶれてしまう構造になっていました。
安い食品のイメージがありますが、ハンバーガーの原価はそんなに安くありません。
ハンバーガーの原価を見る
1971年にマクドナルドが銀座に1号店をオープンしたのが有名ですが、実は戦後佐世保などには既にハンバーガーがあったと言われています。
1990年代後半以降ハンバーガーは牛丼と並んで「安く食べられるランチ」というイメージが定着しました。
イメージと言うものは不思議なもので、「安い」と思っている物に高いお金を出すと「損した」と感じます。マクドナルドについては、高級ハンバーガーは出しても売れないと思われます。
一般的に飲食店の原価率は30%くらいに抑える必要があると言われています。
しかし、ハンバーガーは40%と高めです。
お客さんの回転がよほど良くないとすぐに赤字になってしまうビジネスモデルなのです。
食材の原価は30%に抑えるのが良いと言われる飲食業界で、原価40%だと利益がでない。
ハンバーガー業界で儲けるためには
ハンバーガー業界で儲けるためには、ハンバーガーなどメジャーな商品は客寄せとして捨てメニューと考えます。
売れても利益がほとんどないので、売れても売れなくてもそれほど変わりはないです。
利益を出すには、原価が低くて利益が多いサイドメニューを売る必要があります。
「ご一緒にポテトもいかがですか?」
「一緒にお飲み物もいかがですか?」
と一言入れるのは、お店がお店として利益を上げ続けるためには必要なことなのです。
ハンバーガーショップの主なメニューの原価
ハンバーガーショップの主なメニューの原価構成はこちらです。
品目 | フィッシュバーガー | ダブルチーズバーガー | てりやきバーガー | コーヒーM | コーラS | フライドポテトM | ハンバーガーセット(ハンバーガー+ポテト+ドリンク) |
税抜き価格 | 277円 | 296円 | 277円 | 143円 | 93円 | 239円 | 447円 |
原価 | 78円 | 82円 | 80円 | 5円 | 3~4円 | 30円 | 83~90円 |
原価率 | 28.2% | 27.7% | 28.8% | 3.5% | 3~4% | 12.6% | 18.6~20.1% |
コーヒーやコーラなどドリンクは原価率が4%以下です。
ドリンクが売れないとお店は儲かりません。
セットになって原価率が20%以下になるので、お店としてはセットで買ってもらう必要があるわけです。
クーポンなんかも、セットのものが多いですよね。
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